●公演趣旨
    広島被爆60周年特別企画
     「夏の雨」広島公演にあたり

「万国共通語のダンスで、核の恐ろしさ、愚かしさを訴えたい。

こんな思いで
大塚京子は第1作目「ヒロシマレクイム」を書きました。それから十年の歳月が経ち、その間「生きる」「夏の雨」と更に2作品同じ思いで創り上げました。

しかし、
その間に上演趣旨が少しづつ変わってきたように思います。もちろん基本に反核の思いが息づいているのは今も変わりはないのですが、被爆体験を語り継いでいける若い世代を増やしたいという思いが確固たる意図として新たに加わったように思います。

もともと
若い世代に観てもらいたい参加してもらいたいという気持ちからも、ダンスという表現方法を選んでいたのですが、そのダンスには、一つのテーマを各々の想像力や考え方でとらえることができる「余地」のあるということがとても効果的だったのです。

大塚京子の作品に関わったダンサーは皆、それぞれ自分の考えで原爆について語る事ができる次世代の語り部になっていったのです。

被爆体験の
エピソードや情景を伝えるならば他の表現の方が伝わるのかもしれません。しかし、その時の被爆者の気持ちを空気で感じるにはダンスという表現が一番なのです。

今回の広島公演では
広島在住の若いダンサーを一部起用し、「夏の雨」に関わり、表現し、自分の両親や祖父母の世代から聞いていた話を肌で感じることにより、次世代の語り部になっていくことを期待しています。

実行委員をはじめとするスタッフも全て広島市の人達を集め、プロフェッショナルダンスセンターの公演というよりは広島に関わる全ての人の作品として発表したいと思っております。
広島の人達と一緒に作品を創り上げ、広島の人達にこの作品を観ていただきたいのです。

奇しくも今年は広島被爆60周年です。

日本だけではなく
世界も広島に注目している節目の年でもあります。それをきっかけにこの作品がたくさんの若い人達の目にとまればと思っております。
より多くの観客に観ていただくには、より多くの方の手助けが必要となります。
また、たくさんの方のご賛同がこの趣旨をより有意義なものにいたします。

ぜひともたくさんの方にこの趣旨にご賛同いただき、
この活動をご支援していただきたく心よりお願い申し上げます。
また、
たくさんの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

    プロフェッショナルダンスセンター公演制作部